yuhka-unoの日記

旧はてなダイアリー(http://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/)からの移行

2012-01-01から1年間の記事一覧

礼儀とは、相手を大人扱いするということ

相手が自分より年下だと知ると、初対面でもいきなり馴れ馴れしくタメ語で話しかけてくる人がいる。そりゃ、ある程度話して、親しくなってきたときにタメ語で話すのは、別に構わない。でも、いくら年が離れていても、大人同士なら、初対面でタメ語はありえな…

今一度、「なんで選挙に行くの?」と、自分自身に聞いてみる

前回記事『選挙に行かない人に「なんで行かないの?」と聞くこと自体が、何か違うんじゃないのか』の続き。 さて、この手の話でよく言われるのが「投票しないなら文句言うなよ」だが、こんなこといつ決まったのだろう。「投票しないなら文句を言ってはいけな…

選挙に行かない人に「なんで行かないの?」と聞くこと自体が、何か違うんじゃないのか

選挙に行かない君へ | 乙武洋匡オフィシャルサイト 今回の選挙に関するネット上の色々な話を読んで思ったことのひとつとして、選挙に行かない人が「なんで選挙に行かないの?」と聞かれて言う答えは、はたして本音なのだろうか?という疑問が湧き上がって来…

「そんな○○ばかりじゃない。(自分みたいな)ちゃんとした○○もいる」とアピールすることについて

少年アヤちゃん @omansiru のピル(OC)に関するつぶやきと反響 - Togetter 上のリンク先の内容について、「そんな男ばかりじゃない。(自分みたいな)ちゃんとした男もいる」とアピールしてくる人がいたが、「そんな男ばかりじゃない」ことはもちろん知ってる…

「俺を傷つけないような言い方をしろよぉ!」という、抑圧者の甘え

少年アヤちゃん @omansiru のピル(OC)に関するつぶやきと反響 - Togetter 「ベビーカーで電車の乗るな」という傲慢さ!それなら他人が産んだ子に将来の年金や社会福祉の負担を押しつけるな | 川口マーン惠美「シュトゥットガルト通信」 | 現代ビジネス どち…

シャーロック・ホームズとアスペルガー症候群

BBC版「シャーロック」の「The Hounds of Baskerville」の回で、ジョンとレストレードが、シャーロックのことを「アスペルガー症候群なのでは?」と話すシーンがあるらしい。そして、NHKの日本語版では、その部分が「性格」に置き換わっていたらしい。一体ど…

「若者は、物が溢れた豊かな時代に生まれて、苦労も不満もなく育ってきた世代」というイメージ

デジタルネイティブじゃない1989年生まれのわたしの話 1979年生まれのデジタル原人の話も聞いていっておくれよ | LUNATIC PROPHET 89年生まれの人と、79年生まれの人の、インターネットとの関わりについて書かれた記事。この二つの記事が書かれた当時は、自…

ティファニーのオープンハートよりも贅沢な数千円のプレゼント

NEWSポストセブン|今の若い世代は外車とティファニーの良さを知らずに可哀想の声 あーティファニーのオープンハートネックレス流行ってたよねー。私が小学校高学年か、中学校か、それぐらいの時期までは流行っていたと思う。確か、当時友達から借りたかして…

愛と平和の街―失われた20年世代の私―

相手のための気遣いと、自分が嫌われないための気遣い - yuhka-unoの日記 私にとっての始まりは、このエントリだった。このエントリは、関西で放送されている情報番組「ちちんぷいぷい」の中の、若手アナウンサーが京都の老舗で修行するコーナーを見て、私が…

Hey Jude―父の浮気と両親の離婚―

The Beatles - Hey Jude 「Hey Jude」は、中学時代の音楽の教科書に載っていて、それが初めての出会いだった。教科書には確か、離婚したジョン・レノンの息子ジュリアンのために、ポール・マッカートニーが創ったという説明が書いてあった。 父の浮気が原因…

Mother―生身のジョン・レノン―

John Lennon - Mother この曲を知った当時、世間ではMetisの「母賛歌」が「泣ける歌」として話題になっていた。Metisとこの曲が好きな人には申し訳ないが、私にとってあの歌は、個人的事情により受け付けられない。あの歌そのものもそうだが、それ以上に、あ…

学校という殺人隠蔽組織と、カルト集団との共通点

【学校が人を怪物にさせる】大津いじめ自殺事件についての内藤朝雄さんのコメント - Togetter window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.cre…

社会は虐待の加害者です。

しんどいよな|くわばたりえオフィシャルブログ「やせる思い」 by Ameba くわばたりえさんの、子育てのしんどさについての話。 ここで言う「手を抜く」というのは、「キャパオーバーしないように最適化する」という意味だろう。自分ができる範囲を把握して、…

失敗を恐れ過ぎる人は、失敗したこと自体を「なかったこと」にする

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

「物」ではなく「物でできること」を買っている

「若者が物を買わなくなった」と言われて久しい。これについて私が思うことは、私たちは何であれ、「物」ではなく「物でできること」を買っているということだ。テレビ、洗濯機、エアコン、車、ブランド品、PC、携帯電話、iPod、全て「物でできること」を買…

「若者の○○離れ」と言われた「若者」としては

伝統工芸について - Togetter 「着物はこうあるべき」という世間の目が和装文化をじわじわ殺している。 - Togetter 上二つを読んで、「知識」と「技術」が十分にあっても、時代の流れや環境の変化に合わせられる「感性」が劣化してしまったら、どうにもなら…

成長してはいけないパフォーマー、AKB48

なんかAKBのメンバーに元彼がいたことが発覚して「左遷」されたらしい。とりあえず、この件に対する私の認識は、この程度である。特にそれ以上知ろうという気にはならない。 AKBは「成長過程を見せていくパフォーマー」ということらしい。しかし、実際は「成…

ひきこもりの品格―精神的扶養家族からの脱却―

前回記事『無意識に理想が高い人』を書いたところ、予想外にブクマが付いてしまった。良い機会なので、以前から思っていたことを書こうと思う。 母に誘導され洗脳されて行った進路先で学んだことは、今となってはほとんど覚えていない。「今となっては」どこ…

無意識に理想が高い人

死にたくなるぐらいなら何々しろと言う人々へ。 上の増田のエントリとそのブコメを読んで、色々思ったこと。 私は、鬱病や精神破綻を起こしやすい人は、無意識に理想が高い傾向があると思う。もう少し正確に書くと、本人の認識している「普通レベル」が、実…

「理想の母」の姿をしていた恋

幼稚園児の頃から「○○くんのこと好き」と言っていて、常に誰か好きな男の子がいる状態だった私は、中学生になると、そういうことには飽きてしまって、「別に好きな人とかいなくても良いや。自然に好きになれる人が現れるのを待とう」という気持ちになった。…

ひきこもりとインターネット

『「普通」の親が子供を追い詰める』で書いたように、母に誘導されて全く向いていない進路を選んでしまい、その進路を辞めた後も、母の洗脳が解けず、無意識に母がNOと言わない範囲内でしか職を選んでいなかった私は、徐々に精神的に追い詰められ、自分でも…

母と伯母とインターネット

加藤諦三ホームページ / 加藤諦三の言葉 甘えることのできなかった子は、そのままき真面目な大人になっていくことが多い。き真面目にしている限り、局囲の好意が期待できるからである。き真面目な大人は、甘えたくても甘えを表現できないで、いつも他人に対…

「お姉ちゃん」という能力

両親から、「しっかり者で面倒見の良いお姉ちゃん」であることを期待され、弟の代理母や親の愚痴聞き係にされていた私は、もう「お姉ちゃん」を辞めて、これからは本来の自分自身として生きていこうと思っていた。 ある日、カウンセラーに、「お姉ちゃん」が…

父の愛情

母が私のことを、アスペルガー症候群なんじゃないかと言ってきたことは、実は父の働きかけだったらしい。 父は高IQの持ち主で、おそらく、何らかの発達障害がある人だと思う。集団に馴染めないことで、色々と苦労した人生だったらしい。そして、私は兄弟の中…

人生エロエロ(プラトン的な意味で)

古代ギリシア哲学と現代倫理学のページ 「愛とは何か? 要約して言えば、ソクラテスの与える定義は次のようなものです。つまり、愛とは欲望であり、欲望とは欠如である。さらにプラトンは楔を打ちこみます。「自分の所有していないものや自分がそれではない…

多様化と自己基準の時代―「若者の○○離れ」とひきこもりの共通点―

私は、「若者の○○離れ」とひきこもりには、共通点があると思っている。 もうマスに対して「スタンダード像」を作って、それに乗せようとするような時代は終わったということなのだろう。趣味も消費も仕事も、多様化したものの中から自分で選び取る時代なのだ…

本当の安心・安定とは、自己基準で生きるということ

子供を育てる時、はじめのうちは親が子供の前に立ち、手取り足取り教えてあげたり、行き先を決めてあげたりするものなのだろう。しかし、ある時点に来たら、親は子供の後ろに立ち、「大丈夫だよ、ここで見ていてあげるから、やってごらん」と言う必要がある…

「普通」に依存する母と、「普通」にできない父の浮気

父の「浮気」は悲しい出来事だったし、それで両方の親が私に愚痴ってきたことは、親としてやってはいけないことだったと思っている。だが、父が浮気したことそのものは、今では、父はもしかしたら、そうするしかなかったのかもしれない、それは最初から必然…

「普通」の親が子供を追い詰める

このブログの中で、私は母と自分との関係の問題点について、沢山エントリを書いてきたけれども、私の母は、ごくごく「普通」の人だ。母ぐらいの世代の典型的日本人と言ってもいい。表面上は非常に善良な一市民なのだ。 母は「普通」に依存していると言っても…

論じられるべきは若者ではなく、むしろオヤジのほうだ

なるほどね。いくら「若者よもっと怒れ」と言っても、こんな社会にした大人の責任はどうよ、と問い返されると、オヤジとしても、なあ……。 でも、言わせてもらう。 私たちは最近の社説でも、世界の政治は若者が動かし始めたと説き、若者よ当事者意識を持てと…